第2回目のゲストトークは、NPO法人自然塾寺子屋の設立当初からの理事でもある海洋調査員/潜水士の袴田 代さんです。「”青臭い”想いでも成功できるという姿をみせたい」、「大人たちが率先してそのような姿を見せなければならない」と語る袴田さんは、現在海洋調査会社を経営されています。そんな彼の仕事をする上で大切にしていること、未来への想い、そしてそれらがどのようにしてかたちづくられたのか・・・。23年前の青年海外協力隊への参加から、帰国後の仕事のお話、3・11以降の活動、現在経営者としての想いなど、今までの歩みについてお話をお伺いしました。聞き手:矢島 亮一
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以下、袴田さんから協力隊員として海外で活動している仲間や全てのがんばっている人へのメッセージです。
「社会貢献」とはつまり、先ず自分自身を愛せる事、そんな素敵な自分でいる為のチャレンジを続けられること、そして妻や家族を愛せていて、仲間や隣人を愛して、地域や国を愛せて、世界も愛せる事なのだろうと思います。
「社会貢献」と言うと、どうしても目に見える効果や働きというか、経済効果とか、そんなものに目が行きがちですが、社会貢献で本当に大切なものや、先人達が守って繋げて来てくれたものは、目に見えないもので、想いとか、生き方や道とか、そんなものなのかもしれません。
社会貢献で目指しているものはお金儲けじゃなくて、より多くの人達、他の生き物や自然環境含めた全ての幸せです。少なくとも、人間は幸せになる権利ではなくて、義務があるのだと思います。
もし協力隊に参加されている方や、これから参加する方々がいらっしゃるのであれば、 誰かの為に最善を尽くそうと、それを実践されている皆さんには、なかなか辛いことや大きな壁に当たる事も、これからたくさんあると思います。心が二つに分裂して悩む事もありますが、 どうぞ、その傷付いた心も一緒に、海の向こうから日本に連れて帰って来てあげてください。
この世界に、本当は失敗なんてものは無くって、熱い思いが有れば、それは全て経験となって、未来の誰かや何かと繋がっていきます。 きっとその先には、素敵な世界が広がっているはずです。
なんたって私達は皆んな Made In God「Love」 ですからね。 心から皆さんのご活躍をお祈りしています。