嬬キャベ海外協力隊プロジェクト

新型コロナウイルス感染拡大に伴い、JICA海外協力隊として開発途上国で活動していた仲間たち約1,800名が、3月に世界中から緊急帰国しました。

彼らは本来2年間の活動期間中に、何度もぶつかり挫折しながら、言葉や国境を越えて一つのものをつくりあげていく面白さ、その中で生まれる連帯感、

かけがえのない現地の仲間などを得て帰国し、世界の未来を支える頼もしい人材となって次の舞台で輝きます。

しかし今回の1,800名は、荷物も中途半端に現地に残し、それ以上に気持ちの整理もできない中、挨拶ひとつできないまま帰国したのです。

「不完全燃焼」の隊員たちが海外で培った能力・体力を、いま必要としている現場。

それは、夏秋キャベツ生産量No.1の「嬬恋村」でした。

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群馬県「嬬恋村」という村

\ 夏秋キャベツ生産量No.1 /

嬬恋村といえば、嬬恋キャベツ。夏季の涼しい気候により育つキャベツは村内で「玉菜(たまな)」と呼ばれます。

\ 愛妻家の聖地 /

「嬬(妻)に恋する」と書く村の由来は、日本武尊の愛妻伝説。2006年には日本愛妻家協会により「愛妻家の聖地」と制定されました。

\ オールシーズン観光 /

春はシャクナゲ、夏はキャベツ畑、秋は紅葉、冬はウィンタースポーツ。嬬恋村は1年中遊べる観光スポットでもあります。

農業、歴史、そして観光とさまざまな魅力がある嬬恋村。しかし農繁期は慢性的に担い手不足に悩まされている地域でもあります。さらに新型コロナウイルスの影響により250名以上の外国人技能実習生(中国・インドネシア・ミャンマー)が入国できておらず、追い打ちがかかっている状況でした。

そこで私たち自然塾寺子屋は、海外からの帰国を余儀なくされたJICA海外協力隊隊員の力を活かすことができるのではないか、彼らの技能を地域に還元したら大きなインスピレーションが生まれるのではないかと考えました。

海外協力隊の経験をローカルに還元することの可能性

海外協力隊が持つ社会貢献へのエネルギー

  • 草の根活動を通じて「世界を変えたい」という熱い意志
  • 「究極のよそ者」として現地の人々と地域の課題解決に挑戦した経験

グローバル社会へのアプローチ

  • 言葉も文化も違う海外での生活で「マイノリティ」を経験した海外協力隊員
  • 地域を支える外国人材との共生、「内なる国際化」に向けて地域の未来を考える

地域社会からの学びと生まれる絆

  • 地域の人たちとのふれあいで生まれる絆、関係人口の拡大
  • 外から日本を見た経験を通じ、改めて国内の現場から学ぼうとする高い意欲
  • 国内外の現場を体験したたくましい人材の未来への輩出

世界中の人が集い、語り、
働く”地域”を目指す

自然塾寺子屋の想

自然塾寺子屋は、JICA海外協力隊OBが協力隊経験を生かして、世界の農村と日本の農村をダイレクトにつなぎ、故郷の群馬を活性化しようと2001年に設立しました。以来、協力隊派遣前研修などにも長年携わり、多くの隊員卒業生を輩出し、それぞれのその後の人生もみつめてきました。

協力隊活動は、日本では経験できない体験の連続です。言葉や文化習慣、価値観が大きく異なるコミュニティに飛び込み、何もできない自分と向き合う。何度もぶつかり挫折しながら、少しずつ信頼関係を築いていく。試行錯誤しながら、やがて芽生える地域発展に直接的に貢献できているのではないかという期待と責任感。言葉や国境を越えて一つのものをつくりあげていく面白さ。ともに目標を追っていくなかで生まれる連帯感。「豊かさ」、「便利さ」、「幸せ」に対するものさしの変化。かけがえのない現地の仲間や家族、第二のふるさと。。。

「青年海外協力隊だけが特別」だとは思っていません。

むしろ、経験の浅い日本の若者が、生きる力みなぎる任地でできることは限られています。
しかし、2年間の任地での奮闘の中で、現地の方々に教えてもらったことが、その後の人生の大きな礎、原動力となっています。
協力隊経験が人生に与えるインパクトの大きさや、その経験を通して世界の未来を支える頼もしい人材となって次の舞台で活躍している数えきれない卒業生の顔を知っているがゆえに、今回、荷物も中途半端に残し、それ以上に気持ちの整理も出来ない中、挨拶ひとつできないまま帰国した多くの隊員の皆さんのことを想うと居ても立っても居られなくなりました。

社会貢献を志した若者たちに、この成長の機会を無駄にして欲しくない。ぜひ活動の達成感や使命感、その他いろんな本当に大事なことを感じて欲しい。そう思い、このプロジェクトを立ちあげました。

このプログラムでは、国内待機中、または次のステップへすすむ前に、もう一度一つのコミュニティに飛び込み、地域の方々から多くを学び、ともに汗を流し、援農活動を行いながら、「第二の任地」のために何ができるのか、協力隊隊員の毎日の挑戦をサポートします。そして、達成感を得て、地に足のついた一回り大きくなった彼らを日本や世界の未来へ輩出します。

同時に、今回の彼らの地域への関わりによって見えてくるさまざまな事柄を、今後の日本の地域振興や隊員の社会還元活動の活性化につなげてまいります。

このプロジェクトが波紋のように広がり、全国の協力隊OB・OGの想いが帰国隊員に届き、日本全国、世界の地域のさまざまな活動が加速するよう心から願っています。そのためにも、まずは、このプロジェクトを成功させたいと思います。ぜひこの想いに共感してくださる皆様とつながらせてください。

参加してくれる隊員や地元の方々と、収穫期が終わる10月末まで一緒に汗をかき考動していきます!

自然塾寺子屋 理事長 矢島 亮一

プロジェクト概要

このプログラムは、単なるアルバイト紹介による労働力の補填ではなく、協力隊員が援農活動に従事しながら

  1. 帰国を余儀なくされた協力隊員が、再び一つのコミュニティに飛び込み、「第二の任地」で地域の発展のために汗を流す機会をつくる
  2. 協力隊活動の振り返りと整理を行い、社会還元の方策を検討し実践する
  3. 嬬恋村と絆を育み関係人口を拡大しながら、群馬の農村の資源や価値を感じるきっかけとする
  4. 国内の現場から地域づくりについて学び、国内外の現場を体験したたくましい人材を未来へ輩出する
  5. 本プログラムを通じて得られる地域と隊員双方の教訓や知見の向上を、今後の地域振興や隊員の帰国後の社会還元活動の活性化につなげる

事を目的とするものです。

実施期間

インターンシッププログラム:2020年5月7日~9日(群馬県出身隊員7名が参加)

本プログラム:第1次隊:2020年5月21日~10月下旬まで (群馬県出身隊員)

       第2次隊:2020年6月20日~10月下旬まで (全国から)

       第3次隊:随時~10月下旬まで (全国から)

プログラム内容

  • 隊員が新型コロナウィルス感染拡大の影響で人出不足の農家にて援農活動に従事する
  • 隊員が受入農家での農作業や地域活動への参加、全体研修等を通じ、国内の現場から地域づくりについて学ぶ
  • 隊員が全体研修会等を通じ、協力隊活動の振り返りと整理を行い、社会還元の方策を検討し実践する。
  • 本プログラムを通じて得られる地域と隊員双方の教訓や知見の向上を、今後の地域振興や隊員の帰国後の社会還元活動の活性化につなげるため取りまとめを行う。

お問い合わせ

嬬キャベ海外協力隊プロジェクト事務局

自然塾寺子屋

〒370-2202 群馬県甘楽郡甘楽町小幡七

TEL/FAX:0274-74-6061 Eメール:info@terrakoya.or.jp

WEBサイト:https://terrakoya.or.jp

担当:矢島、森