「誰を幸せにするのか」の視点を軸に
化学メーカー研究開発技術者から茅葺古民家「水車むら」の再興へ
第28回目のゲストは、静岡県藤枝市から保志 弘幸さんをお迎えしました。
保志さんは、青年海外協力隊参加後、1年半ほど元の職場で仕事をした後、地元藤枝市に戻り、「滝ノ谷不動峡」の奥にある小さな集落で、「むかし田舎体験 水車むら」をスタートさせました。
多くの家族連れや観光客が訪れる「水車むら」では、薪割り・火起こし・かまど炊飯。目の前の川でヤマメを捕まえて囲炉裏で焼いて、ときにはドラム缶風呂に入ったり。食事やあそびを通して、自然が身近な田舎の暮らしを味わえる場所を提供しています。
「今の活動を支える大事な要素や原点はマラウイで得ました」と語る保志さんは、「地域が抱える過疎化に対して、賑わいを創り、雇用を生み出して、持続可能な田舎生活を体現できるリアルな村を作りたい」という志を抱くようになり、さまざまな人を巻き込みながら、魅了しながら活動を広げています。
今回は、そんな保志さんに今までの道のりや現在の活動にこめた想いなどお伺いしました。
帰国間近の隊員や帰国後進路のステップアップを目指している隊員の皆さんにぜひお聴きいただきたいです。
(聞き手:矢島 亮一)