日本・ネパール青年農村交流プロジェクト

日本・ネパール青年農村交流プロジェクト 

1.日本農村フィールドワーク研修

平成22年12月16日~19日

参加者:8人

概要:群馬県西南部甘楽町の中産間地域において、4日間の農村研修を通し、自国の地域の現状を把握し、その情報を発信する能力を身につける。また、農山村の営みについて知ると同時に、農家との交流を通じ、自国内での異文化交流、多文化共生について考える。

研修内容:

   ■日本の農山村の現状

   ■農村簡易調査法/課題分析

   ■農業の変遷

   ■国際協力概論

   ■地域交流(フィールドワーク)

   ■ワークショップ/発表

   ■ネパール研修ブリーフィング

参加者の感想:

・「この度、日本農業開発研修に参加し、多くのことを学ぶことが出来ました。参加するまでは日本の農業について考えたことはあまりなく、ニュースで耳にしたことがあるくらいでしたが、研修後には日本の農業に対して関心を持つようになりました。また、農家の方々から直接にお話を聞いて、そして実際に農業を体験してみて、大変さを思い知りました。夫婦二人きりで農業を営み、ほぼ自給自足の生活をしていて本当に大変そうだと思いましたが、近所の人との繋がりがとても深くとても温かい何かを感じました。(大学生・10代・女性 )」

・「今回の研修で、私はまた少し成長することができました。成長の糧となったのはやはり人との出会いだと思います。この研修を終えてネパールでやりたいことが見つかってきました。ネパールで農業を行う人達の農業に対する価値観を聞き、日本の農業との比較や、農業のいい所、やりがいなども聞いてみたいです。(大学生・20代・男性)」

2.ネパール農村スタディツアー

平成23年3月2日~10日

参加者:9人

研修概要:ネパール国を訪れ、日本の国際協力の現状(JICA、青年海外協力隊活動サイト)視察訪問、ネパールの農村ステイ、ネパール人青年との交流、現地ローカルNGO(孤児院)視察を通してネパール国の現状について幅広く知り、人々との交流を通じてお互いの社会・文化を理解し、刺激し合える関係性を構築する。

研修内容:

   ■JICAネパール事務所訪問

   ■青年海外協力隊サイト訪問

   ■農村ステイ(フィールドワーク)

   ■高校生とのワークショップ

   ■孤児院訪問

参加者の感想:

・「このツアーで改めて感じた事は、人にとって何が一番大事かということ、それはやはり人を思いやる事のできる優しくて強い心だと思う。ネパールの人々の挨拶・村の方々のもてなし・孤児院の子供達。みんな強く優しい心を持っているからこそあの振る舞いと笑顔が出来るのだと思う。(中略)今私がやらなければならない事は、ネパールでの体験を少しでも多くの人に伝えること、そして人を思う気持ちの大切さを広める事だと思う。(社会人・20代・男性)」

 ・「今回の旅で最大の収穫だったのは、いわゆる“先進国”と“途上国”が両者学びあうものがあるのを、身をもって体験できたことである。ネパールの利点は人々の温かさ、心のゆとり、節約心であって、日本の利点は清潔、高品質を求める心であると思う。(中略)帰国後、個人的に決意したことは、まず向こうで受けた親切心を日本で伝えること。多くの人に笑顔を親切を心がけて、その輪を広げていきたい。(大学生・20代・女性)」

 ・「この旅で一番のまなびは、人間何を失ってはいけないかを深く追求したこと。
はっきりした答えはでないが、豊かな日本を離れ水や電気が満足に得られない生活の中で感じたのはお互いのこまっていることを自然と気遣い助け合おうとしていたこと、楽しいことだけではなく不便さや体調の苦しさも分かちあい軽減しようとしたこと。(中略)「わかちあう」ことが今回の私の旅のキーワードとなった。(社会人・20代・女性)」

・「このプロジェクトを通して国際協力の形について思ったことがあります。それは地域に密着し、人とひとが肌とはだで交流する協力が大切であるということ。その地域の習慣などといった現状を肌で感じずして国際協力はできないと思います。このツアーは私の人生において大きな意味を持つのではないかと思います。
(中略)今後私が国際的分野と関わらないことはないとここに断言できます。教師になるにしろ、国際的分野で活動するにしろ、私は私の持つすべてを尽くします。ネパールの人々が私に見せてくれた屈託のない笑顔を忘れずに。(大学生・10代・男性)」

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